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2024年4月22日(月)

カウンセラー拡充を

吉良氏 不登校の子と親の支え

参院文科委

写真

(写真)質問する吉良よし子議員=18日、参院文科委

 日本共産党の吉良よし子議員は18日の参院文教科学委員会で、スクールカウンセラーの配置拡充、東京都での雇い止めについて質問しました。

 吉良氏は、小中学校の不登校が増加しているなか、スクールカウンセラーが不登校の子どもや、その親を支える役割を果たし、頼りにされ、役立っていると指摘。盛山正仁文部科学相は「大変重要な役割を担っている。大変ありがたく、高く評価すべきものだ」と答えました。

 幅広い職務や役割を期待されているスクールカウンセラーですが、国の配置事業では1学校あたり週4時間が基本です。吉良氏は、87%のカウンセラーが時間外の無償の残業をしているとの調査結果を示し、配置基準に基づく勤務時間では足らず、ただ働きは深刻だと指摘。配置時間の延長など改善を急ぐよう求めました。

 吉良氏は、東京都でのスクールカウンセラーの雇い止めも、補助事業として財政的な負担をしながらスクールカウンセラーの配置を促してきた文科省として見過ごしてはならない問題だと追及。盛山文科相は「残念な状況だなとは思う」と述べつつ「自治体の権限と責任のもと適切に判断されるべきものだ」として、調査することさえ拒否しました。

 吉良氏は、配置時間の延長、無法な雇い止めや報酬の引き下げをやめさせることなど専門性のある職務に見合った処遇を求めました。


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